鬼灯談話室 -第五幕-

司会:御器谷椿汐屋雀 ゲスト:一菊治鬼丸天照

「はぁ~い今夜も始まりました、鬼灯談話室の時間だよ♡前回はおやすみしてごめんね?司会の汐屋雀です」

椿「同じく司会の御器谷椿です、この番組は二十歳以上のアイドルをゲストにお呼びして今夜限りのディープお話をのんびり繰り広げるトーク番組です。…あれ、台本ちょっと変わってる?」

「あ、気付いた?同じ意味だから大丈夫大丈夫♡この間の放送見たんだけど朔くんが来てくれたんだね、ゲストは知ってたから心配してなかったけど…」

椿「うん、新が来てくれたよ。途中まで本当に一人で繋げなきゃいけないかもってなった時…頭真っ白になったよ…」

「ごめんってwそういえば新、宣伝するって言ってたのにし忘れて終わってたよね」

椿「うん、俺も終わったから気付いた。フリプロの公式HPと新のSNSでも情報出たから後で確認してみて」

「新も緊張してたのかな?今度ロレンツで呼ぶ時はさすがに慣れてると思うけど…」

椿「緊張というか…普通に忘れてたって感じだったね。雀は声の仕事どうだった?順調?」

「うん、楽しいよ~!皆なんだかんだ同業者だからいろんな話が聞ける!今日呼んだゲストも一緒に収録したんだけど…あ、この間のお詫びって訳じゃないけど今日のゲストは俺がお願いして来てもらったんだ♡」

椿「今日は別事務所のゲストだよ、二人来てもらったんだけど…この二人接点あったの?」

「聞いて吃驚!面白そうだったから呼んじゃった♡はい、ということで本日のゲストは」

椿Ro・A・O PRODUCTION所属の一菊治さんと、ESPOIR PRODUCTION所属の鬼丸天照。…です」

「はじめまして、ロープロ所属BlancNoirの一菊治と申します。よろしくお願い致します」

「!?こ、こんばんはエスプロ所属Poppin’Dropの鬼丸天照です…よろしくお願いします」

「どうしたの天照」

「あ、いや…菊治さんもっと砕けた感じでいくのかと思ってたので…」

「ここフリプロだし椿と雀の番組だからね、ちゃんとしないと。いたずらも程ほどにね…」

「(いたずらする気ではいるんだ…)」

「二人ともようこそフリプロへ~♪天照は何回か来た事あると思うけど菊治は初めて?」

「高校時代に何度か来た事あったけど何年も前だったから流石にいろいろ変わってたね。当時もかなり広かったけどまた広くなったんじゃない?」

「そっか、菊治の方が芸歴的に先輩だもんね」

それ言い始めたら天下のNovaまで僕の後輩になるからね?それにモデルはともかくアイドルでは3人の方が先輩なんだからあまり気にする必要ないよ。歳は僕が一番上だけどね」

「歳とか芸歴があるからちょっとその辺には気を使いますよね…」

椿「…挨拶のタイミング掴めなくて言い出せなかったんだけどはじめまして」

「うん、はじめまして」

初対面だったの!?

椿「実はそう…延寿にはシトラジで共演したし何度か事務所内で会ったんだけど…」

「アイツフリプロにまで出入りしてるの?ごめんね、変なことしてきたら僕に言ってね。動物園貸切って閉じ込めておくから」

「すごい物騒な事言ってるんだけど…w」

「さっき気を使ってくれたけど菊治でいいよ椿。よろしくね」

椿「わかった、よろしく。凄く落ち着いてて大人だね菊治」

『え』

「騙されちゃだめだよ椿…」

「(菊治さんすごい笑顔で椿さんの事みてる…椿さんはいじっていいタイプの人じゃないですよ菊治さん…クールに見えて素直な方なんですからね…)(念)」

椿「????ところで雀、俺二人が何つながりで呼ばれたのか知らないんだけど…」

「そうだね、その説明しよっか。転藤ひと先生の漫画作品"Bloody gospel"が今アニメ放送してるんだけど俺と菊治は声のお仕事で参加してて。そこで仲良くなってね」
※一期アニメが放送始まったくらいの時間軸イメージです。舞台化が決まってない為多分椿はまだ無関係。

椿「そこの繋がりだったんだね、雀と草介が関わってるし晴太と藍も漫画読んでたから読み終わったの借りて読んでるよ」

「休憩時間にした話に興味を持ったみたいで声掛けもらったから来ちゃった」

「菊治さん何話したんですか?」

「天照はなんとなく察しついてるでしょ?」

「まぁ…変なこと言ってないですよね…?」

椿「…?」

「ふふふ、あのね?菊治と天照、アイドルになる前バイト先一緒だったんだって♡で、菊治が一番かわいがってた後輩が天照なんだって~!これ呼ぶしかなくない?」

椿「そうなの?世間は広いようで狭いっていうけど…狭いね…?」

「ね。僕も天照がバイト辞めた後どうしてるかなと思ったらまさか同業者。あんなにスカウト断ってた天照がどんな心境の変化かと思った」

「ちょっ、菊治さん初っ端から変な事言わないでください(汗 それにそれいうなら菊治さんも勧誘ずっと断ってたじゃないですか…」

「へぇ~?初耳話いっぱいだね??天照凄く綺麗な顔してるから多分スカウト以外でも声かけられてるでしょ?女の子からとか。どれくらい声かけられたの?」

「一時女性と話せなくなるくらいにはトラウマになってたよね」

「菊治さん゛ッッ!!!」

「ふふふ…ごめんごめん」

「今はちゃんと話せますから!ファンの子とかショック受けちゃったらどうするんですか!もう!!勝手にバラすのやめてくださいよ!」

椿「俺こんなに感情的な天照初めて見た」

「俺も~!BudとPDかなり絡みある方だけど天照はおだやかというかおっとりしてるイメージ」

「天照は基本的にそうだよ。僕はそれを崩すのが楽しくていじわるしてるから僕に対してちょっぴり当たりが強いだけで」

「自覚あるなら少しは控えてください…希希にも同じようなことしてるでしょ…俺のメンバー泣かせないでくださいね…」

「バナナいじりはよくしてるよ、そういえば希希も談話室来たいって言ってたよね?現場で」

「言ってた言ってた!歳がギリギリ足りてないから呼べなかったんだけど誕生日来たら呼びたいな」

椿「……あれ?天照も声やってたんだっけ…?」

「あぁいや俺は全然部外者ですね、今日空いてたので来れました」

「天照も声やってみない?楽しいよ♡」

「えと機会があったら是非…演技とかやったことないのであれですけど…」

「天照は飲み込み早いしすぐコツ掴むでしょいけるいける」

椿「…話してる感じかなり仲良しみたいだけど何のバイトしてたの?」

「喫茶店ですね」

「ちょっと特殊なね」

椿「特殊?」

「スタッフ全員男で顔面重視」

「ん?wwwもしかしてボーイズバー?www」

「普通の喫茶店w店長の趣味だけど店長もイケメンだよ。見てる人もしかしてあの店?って思ってる人いるかもしれないね」

椿「喫茶店とかカフェって女性の店員さんが多いから確かに珍しいね」

「イケメンたちに接客される喫茶店かぁ~、女性客たくさん来そうだけどさっきの話の感じ天照大丈夫だったの?キッチン?」

「うん、最初はキッチンで入ったんだけど後々ホールもやるようになったよ」

椿「天照料理上手だからキッチン似合うね」

「ふふっwwwwwww」

「…………」

「え、どうしたの?」

「一応聞くけど言ってもいいの?天照(ニヤニヤ)」

「ここまで言っておいて聞かないで下さい…」

「ふふ、そうだね。天照に料理全般教えたのだよ、それこそ包丁の持ち方からね

椿『え????』

「いろんなバイトした事あったみたいだけど飲食は未経験で料理も特別やったことなかったみたいで。吃驚したよ本当に不器用すぎて…僕写真まだ持ってるよ、最初の作品」

「まだ持ってるんですか!!!?」

「え、何々見たい」

「お願い見ないで雀」

椿「俺も気になる」

「見ないでください!!菊治さんは早くそれ消してくださいね!!?」

「ふふふ、顔赤いよ天照」

「誰のせいですか…」

「今特技欄に書いてるフルーツカットを教えたのも僕。ふふ、可愛い後輩の為になってたんだなって嬉しく思ってるよ」

「サイトチェックしたんですね…」

「そういえばフリプロとエスプロ合同でBBQやったことあるんだけど料理は天照主体でやってくれて凄く手際よかったよ」

「あれは大したことしてないよ、焼きそば焼いて串セットして焼いただけだし…」

椿「でもその後のフルーツ盛り凄かったよ」

「あれ綺麗だったよね~!菊治が師匠なら同じの作ってって頼んだら作れる?」

「多分ね」

「菊治さんの方が何倍も上手だと思いますよ」

「僕バイト辞めてからしばらく作ってないし天照の方が上達してるんじゃない?今度作って見せてよ」

「え、嫌ですよ…」

「可愛がられてるね天照w」

「一番あれこれ教えたからついちょっかいかけちゃうんだ、後輩って可愛いよね。とんでもないパフェ作った時とか面白かったよ」

「菊治めっちゃ覚えてるじゃんwww」

「可愛い後輩の事ならなんでも覚えてるよ」

「その節は大変お世話になりました…お陰様で料理は人並みにできるようになりましたし感謝“は”してます」

「どういたしまして」

椿「…菊治も料理得意なんだね」

「そうだね、それなりにできるよ。新作メニューの開発とかたまにやってたから創作料理も少しだけ」

「結構本格的じゃん!今度食べさせてよ♡」

「いいけど当たりが出るかはその時次第だよ」

「え、外れとかあるの」

「またそんな嘘ついて…大丈夫だよ雀、菊治さん何でも美味しく作れるから」

椿「菊治の中の外れ枠って?」

「味はそれなりだけどありきたり、とか」

「その外れの感覚はもはやプロだよ…今度作ってね、約束♡」

椿「…色々話聞いてたけど菊治って苦手な事とかできない事無さそうだけど何かある?」

「初対面で弱み聞いてくるのすごいね」

椿「え、……ごめん」

「あぁ菊治さん!!椿さんはいじっちゃダメな人ですって!」

「ふふふ、いいよ椿。僕そういうの気にしないし、いじめてごめんね?」

(見境ないのは相変わらずですか……)

「僕の苦手なものだっけ?…男女の恋愛ものとか?」

「ドラマとか映画の?」

「そう」

椿「菊治そういうの強そうだから意外…キスシーンとかダメ?」

「えぇ~!!菊治可愛いところあるじゃん♡初めて知った~!!」

「違う違うwwwwそっちじゃないよwwwww」

「え、違うんですか?」

「こう…むずむずするというか…くっつくまでじれったいし付き合ったら付き合ったでピンク一色なあの感じがこう…痒くなって」

椿「見てられないみたいな…?」

「そう。最近の流行りかな、男なよなよし過ぎじゃない?あの感じ僕受け付けなくてね…希希がやってたドラマの方がまだ好きだった」

「それもそれでどうなんですか…w」

「あぁ~あの束縛系DV彼氏のあれだよね?キキ、普段めっちゃ爽やかでにこにこしてる好青年なのに毎回役がwwwブラゴスでも一番強面だし…」

椿「オンラだっけ」

「そうそう。収録被った時どこからあの声出てるんだろうって思った。挨拶の時と全然違うから。初回の印象でかなり爽やかなオンラになりそうって思ったよ」

「俺も俺も!喉痛めない?って聞いたら慣れたって言われたけど…これから地獄が待ってるよね…」

「ふふ、頑張ってもらわないとね」

椿「????」

「あ、ごめんね椿。多分そのうち情報公開できるからまたその時にブラゴスアニメ公式から発表するよ♡」

「椿と天照はブラゴスアニメ見てないの?」

椿「俺はある程度まとまってから一気に見ようかなと思ってまだ見れてない、漫画はちょこちょこ」

「題名知ってるくらいですね、あまり漫画とかアニメみる習慣がなくて…」

「この機会に是非♡」

「あ、うん!見つけたら買ってみるね漫画。アニメはその後かな…」

椿「…!ごめん時間かなり過ぎちゃってた…今日はここまでかな」

「え?うわっ、ほんとだ!!?二人ともごめん時間大丈夫?」

「僕も天照も帰るだけだし大丈夫だよ、この後久しぶりに飲もうかって話てたくらいだから」

「いいねぇ~!飲みに行くの?宅飲み?」

「宅飲み」

椿「いいね、二人とも本当に仲良し。好きなように話す番組だから本当にいろんな話をしたけど…二人とも今日どうだった?」

「凄く楽しかったよ、椿とも初めましてできたし満足。帰ったら過去の配信も見返すね」

「主に菊治さんに振り回されてただけな気もしますがとても楽しかったです、お招きいただきありがとうございました。うちのメンバーが20になった暁には是非また一緒に呼んでください」

「二人ともありがと~♡また呼ぶから覚悟して待っててね♡宣伝とかある?」

「…ブラゴスくらいじゃない?雀に任せようかな。天照ある?」

「あ、えっと、もうすぐ夏ということで新曲出ます!PDらしい楽しい曲なので公式HPからの新情報をお待ちください、よろしくお願いします」

「新曲いいね~!!PDの曲夏場にたくさん出るから今年も夏が来たって感じするよ♡」

椿「ふふふ」

「はい!会話中にもありましたが俺や菊治が関わってるBloody gospelがアニメ放送中です、あと来週に新刊が発売されます!アニメも開始したってことでどうやらプレゼントキャンペーンも始まるらしいです!!よろしくおねがいしま~す♡」

「よろしくおねがいします」

椿「最後駆け足になっちゃったけど今回はこの辺で」

「皆次回もまた見てね♡」

「ありがとうございました」

「またね …椿、聞いてた程口下手じゃなかったよ」

椿「え、ほんと?」

「またね~~~~!!」

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